久しぶりに書きます。
たちの悪い風邪(?)で体調最悪でした。なので今回は短文で浮き世の怖い話を2つほど御紹介。
正月明けに体調を崩してなじみの内科医院に行ったのだが、全然治癒しない。しかたがないので大きな病院へ行ってみることにした。
診察を受けて、血液検査されて、レントゲンまで撮られて・・・最後に診察医がわたしに言った言葉。
「普通ならこの薬を出すんですが、こっちの薬を飲んでくれたら5万円差し上げますよ」
・・・・? これはどういう意味だろう。怖いので普通の薬にした。医者がそんなことしていいのか。
もうひとつは十年ぶりに再会した友人の話。
彼は学生時代からアメリカに留学し、永いこと米国暮らし。母親が亡くなった機会に一時帰国し、久々に会うことになった。都内の喫茶店で待ち合わせをし、軽く食事しながら昔話に花を咲かせていると、どうも彼の様子がおかしい。訳を尋ねると、ここ2日虫歯が痛くてしょうがないと言う。
歯医者に行けばいいのに、わたしが言うと、彼は苦笑いして首を振った。
「とんでもない。うかつな歯医者にかかってエイズにでもなったら困るよ」
留学時代、彼の周囲では歯医者にかかってエイズに感染し、死んだ友人が数人出た。歯医者の機具に付着したエイズ感染者のだ液が感染源だったのだ。以来どんなに歯が痛くても自分で治すのだという。
いったいどうやって治療しているのか・・・虫歯とエイズ、どっちも嫌だな。
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