不思議な話 幸運の卵

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みなさんのお宅には緑がありますか?

わたしの実家には小さな庭があり、園芸好きの母がよく手入れをしていた。

本当に小さな庭だが、新緑の季節になると居間からの景色がとても綺麗だ。居間の大窓には縁側があって、夏にはそこで夕涼みなんかを楽しんだ。

このお話しは、その縁側で起こった不思議な出来事。

わたしが高校2年生の春、居間で朝食を食べていた時のこと。

ふと庭を見ると、一羽の小鳥が縁側で羽を休めていた。実家の庭にはよく野鳥が飛んできたが、縁側までくる鳥はいない。屋内の人間の気配を警戒するのだろう。
  
珍しいなぁ・・・。   

そう思いながら眺めていると、小鳥は同じ場所で何回もお尻を振って飛んでいってしまった。

フンでもされてたら嫌だな  そんなことを考えたわたしは縁側に出てみた。そこにはフンどころか、もっと珍しい物が!!

そう、卵があったのだ。 

それは直系2cmにも満たない小さな卵だった。

あんまり珍しいので、自分の部屋に持ち込んで孵化を試みてみることに。だが案の定、失敗。 そう簡単に卵を孵化させるのは無理なお話し。

卵は孵化どころか、半年たっても全然変わらない。多分、中身は腐っているだろうと思ったが、異臭もしないので記念に飾っておいた。

何年か経ったある日、机の飾り棚に置いてある卵が転がっているのに気がついた。卵はいつも専用の台の上に立てておいてある。掃除をする時にわたしが移動する他は、動いたことは一度もない。

まぁ、家族の誰かが触ったのかもしれない、そう思って気にせず台へ戻した。その日、自動販売機でジュースを買うと なんと「当たり」が!!  ラッキー♪

数日後、また卵が転がっていた。その日の夜、年賀状の整理をしながらお年玉の抽選番号をチェックしていると、今度は3等当選!!

クジ運の悪いわたしが最近ツイてる♪ 

調子に乗って翌日ナンバーズを買ったが、見事に大ハズレ。5,000円も損してしまった。

それから半年ぐらいはジュースの一本も当たらない日が続いていた。

卵の存在も、ラッキーな出来事も忘れていたある朝のこと。

また卵が転がっていた。台に卵を戻しながら、ふと気が付いた。

そう言えば、この「卵」が転がっていた日に限ってラッキーな出来事が。

半信半疑でジュースを買ったが、当たらない。 やっぱりね・・・。

それでも・・・!!、と思ってロト6をニ口だけ購入。

抽選日は翌日。

ドキドキしながら朝を待つと、また卵が転がっている。 

これはイヶるかもっ!!

そしてなんと、やっぱり当たってたのだ。  

4当が、ニ口も。

その時の勝ち越し金は 84,000円。

幸運を呼ぶ「卵」のお話し、不思議でしょう?

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