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怖い話-生霊
生霊・・・というのを信じるだろうか? 日本では意外となじみの深い言葉。人々の心の奥底に今でもひそかに信じられているもの。一番有名な生霊は源氏物語に登場する「六条御息所」だろうか。 光源氏の恋人として物語の前半から登場する彼女は、その嫉妬深... -
怖い話-見てはいけないもの
怖いもの見たさ・・・という言葉がある。 見れば怖いとわかっているのに、ついつい覘きたくなるもの。お化け屋敷、占い、ホラー映画etc・・・いつの世も盛況な商売だ。 ところで、本当に見てはいけない というモノもある。世代にかかわらず、代々言い伝え... -
怖い話 戻りたい・・・
どこかへ出かけたとき・・・たとえば旅行先や近所等どこでもいいが・・・むやみに「石」を拾ってはいけない、と言われる。日本人はもともと「自然信仰」が根深い民族だから、「樹木」や「石」「山」「川」「洞くつ」のように、自然界が産んだ様々なものに... -
怖い話 何かがいる
学生時代、玉川の辺りに一人暮らししていたことがある。 精力があり余っている年齢だから、毎日のように友人と夜遊びをしては真夜中に帰宅することが多かった。 暮れも押し迫ったある冬のことだ。忘年会と称して毎晩飲み歩いていたわたしは、泥酔寸前で友... -
怖い話 ボイラー
シャンプーしている時、背中に視線を感じたことはありませんか?・・・誰にでも一度は覚えのある嫌な経験だろう。子供の頃にはよくあった。目をつむった無防備な状態でひとり「風呂」という密室にいる不安感。そんな心の動揺が生んだ妄想。 大人になってか... -
怖い話 泣く山
北陸のある村に仕事で訪れたことがある。 電車もなければバスも1日に一本しか走らないという過疎村で、見かける村人は畑仕事をしている年寄りばかり。仕事の関係でわたしはその村のある民家に泊めてもらったのだが、年甲斐もなくホームシックになりそうな... -
怖い話 青木ヶ原樹海の悪霊
ある知り合いに誘われて青木ヶ原樹海へ自殺者の捜索にでかけたことがある。捜索・・・とは名ばかりで、実は自殺者の遺体を回収しに年に一度地元の消防団や警察が樹海へ探索に入るのだ。樹海には遊歩道が設けられていて、夏などはとても気持ちいい。だが、... -
怖い話 心霊写真の上手な撮り方
「心霊写真」って撮ったことありますか? それっぽい写真はたま〜にある。何気なく撮った風景写真の一部が人間の顔に見えたり、集団写真に変な手足や顔が混じっていたり。 ほとんどは光源の具合やフィルムの感光時に問題がある、なんてことをプロのカメラ... -
怖い話 勝手に乗るな
神社に勤めていた頃の話。お祓いをしにやってくる参拝客もいれば、こちらから出向く場合もある。ある日お祓いを頼まれたので、依頼者の家まで行くことになった。 依頼人の悩みは「祟り」だった。その家の子どもさんが原因不明の病気で長らく寝たきりとなり... -
怖い話 2度あることは 3度ある│呪いのビデオの怖い話
ある映像製作プロダクションでアルバイトをしていた時の話。そこは番組やCM制作の他にも個人の映像制作も請け負っていた。結婚式や七五三やイベント等の撮影と編集だ。アルバイトだから番組やCMの制作はやらせてもらえない。(というか、できない)機材の基...